これから結婚する人も、結婚した後の人も夫婦関係を良い形で保ちたい、もっと良くしたいと思っている方々にとにかく読んでほしい!
そんな本を見つけました。
こんな人に読んでほしい
- 夫婦仲を良くしたいと思っているけどなかなかできない
- 今は仲良しカップルだけどこの先もずっとうまくやっていけるか不安
- パートナーに理解して欲しいのになかなか理解してもらえない
今回ご紹介する本を読めば「なぜ些細なことですれ違ってしまうのか」「どうやったらパートナーとの理解を深めることができるのか」が分かります。では早速内容にいってみましょう!
この2冊を読めばスッキリ解決!
そもそも夫婦やカップル間で喧嘩をしたりすれ違いが起きてしまうのはなぜなのか。
それを脳科学的に研究している方こそが、今回ご紹介する本の著者 黒川伊保子さんです。
黒川さんが書いた本で「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」がありますが、これらが大変分かりやすく、共感できる様々な事例と共に解決策を提示してくれます。
こちらは2冊セットで読むのがオススメです。妻のトリセツが先に出版され、話題を呼び夫のトリセツも発売となりました!
女性脳と男性脳の違い
夫に対し、「思いやりがない」「話が通じない」「わかってくれない」「とにかく苛立つ」「一緒にいる意味がない」という女性は多いです。しかし、その原因は互いの相性によるものではなく、性の違いによるものだとしたら?こういった切り口でポイントをまとめました。
- 残酷な母性
- 生殖優位性
- 狩猟本能と家庭を守る本能の違い
残酷な母性
子を持った妻は、夫の労力、意識、時間、お金の全てを速やかに提供して欲しいという本能に駆られる。そうすることで子供を守ってきたのだ。
生殖優位性
子を持った妻は、次のより良い遺伝子を求めてしまう。そのため今の夫に対しては腹が立つスイッチが入るのだそう。
狩猟本能と家庭を守る本能の違い
男性は愛する妻のため、子供のために獲物(目的)を第一と考える。現代に置き換えると問題解決のための結論とも言い換えられる。だが、女性は経緯を語り、感情を共有したい生き物。そうすることによって、子供が危機に陥った時に解決するための記憶や糸口を探ってきたのだ。このような本能的背景の違いのため二人の会話に齟齬が生じ、イライラを生む原因となってしまう。
同じ悩みを抱えている人は多い
この本の良いところは、同じような悩みを抱えている人が自分以外にもいるんだ。ということを教えてくれるところでもあります。黒川さんの元に寄せられた相談事や、実践的に活用しているメゾットなどが多く含まれるので、読んでいて飽きることなく、とても面白い内容でした。
定番が二人を守る
これは実践的なメゾットの一つになります。私が本を読んで一番印象に残った場面をご紹介します。黒川さんの実体験なのだそうですが、結婚から十数年経ったあるとき、結婚の危機が訪れた話。
それまで、黒川さんの誕生日には手袋を贈るということを定番にしていたようです。理由は、プレゼント選びが苦手な夫の気持ちを軽くしてあげようと思い、思いついたことだと言います。黒川さんの誕生日は12月半ばで、クリスマスと近いのでまとめてあげた方が良いし、手袋であればいくつあっても素材や色で楽しめると考えたからです。そのように決めてしまうと、夫も「自分は妻の手袋係」という任務を遂行するので、毎年忘れることなく贈ってくれたそうです。
そんな二人でしたが、あるとき離婚協議書まで作ろうとしていた時期がありました。それは11月の終わりのことでした。そんな話し合い真っ只中だったにも関わらず、夫は「今年の手袋は何色がいい?」と何気なく聞いてきたそうです。黒川さんは「(別れるのに何いっていいるの)手袋なんていらない」といいますが、夫は「それでも冬は来るだろう。冬が来れば北風が吹く。北風が吹けば、手が冷たいぞ」と当たり前のようにいう。そんな様子を見て黒川さんは離婚を踏みとどまったのです。
「夫が手袋係ではなかったら、別れていたかもしれない。だからこそ、二人だけの素敵な定番をもってください。」そんなエピソードが添えられていました。
まとめ
黒川さんは妻のトリセツ、夫のトリセツ以外にも「夫婦のトリセツ(決定版)」「息子のトリセツ」なども執筆されています。
ちょっぴり笑えて、へぇ!と驚けるエピソードが多数。そして、心がスッと軽くなります。是非一度手に取って読んでみてください!
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