本屋を歩いていると「腸がすべて」と表紙にばーん!?と大きく書いてある本を見つけました。
「なんだこれは!?これは面白そう。」と思い、本を読んでみることにしました。
この本の著者は「体の機能不全のほとんどが腸の流れによって決まる」と言うのです!!
とても面白かったので、今回はこちらの本を紹介させていただきたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ!!
- 体調不良(頭痛、不眠、肌荒れ等)に悩んでいる。
- 免疫力を高めたい。
- 腸を健康に保つ事によるメリットを知りたい。
- 腸内環境を改善する食生活とNG行動を知りたい。
- 腸内環境をキープするスーパーフードたちを知りたい。

腸をきれいにすることによるメリット!?
著者曰く、腸内環境を良くすることにより、代表的な7つもの不調を改善できるとしています。
- 頭痛
- 不眠
- 肌荒れ
- 腰痛
- コレステロール
- 泌尿器の汚れ
- 食道裂孔ヘルニア
また、腸は免疫システムの80%も担っており、免疫力向上・がん予防にもつながります。
腸内環境悪化による、体調不良のメカニズム
腸は「第二の脳」とも呼ばれており、中枢神経系と直接つながっていなくても機能できます。
腸は体の免疫システムの80%も担っており、その為、消化管を清潔に保ち正常に働かせることは、
病気を防ぐために欠かせない条件になります。
腸は食生活を間違っていると、消化管の流れが悪くなり、消化管の壁に有害な汚れが溜まってしまいます。
その為、腸が呼吸できなくなり栄養が吸収できなくなり、どんどん体のバランスが悪くなってしまいます。
そうなってしまうと、いくら「スーパーフード」と呼ばれる食べ物を食べても栄養を吸収できないし、
腸の乱れから様々な体調不良を引き起こしてしまいます。
この負のスパイラルを改善する方法が著者考案の「アダムスキー式腸活法」によって改善できるとあります。

アダムスキー式腸活法 これで腸がきれいになる!?
アダムスキー式腸活法では大きく2つの要因について言及しています。
1つ目が「食べ物の組み合わせ」
2つ目が「食事の時間間隔」です。
著者は長い研究の中で、食べ物を大きく3種類の分類に分けることができることを発見します。
それが「消化が早い食品(ファスト)」「消化が遅い食品(スロー)」「二つに当てはまらない(ニュートラル)」
「アダムスキー式腸活法」の肝は「消化が早い食品(ファスト)」と「消化が遅い食品(スロー)」を絶対に組み合わせないことです。

この2つの食品を食べ合わせると本来消化にかかる時間の3倍もの時間を要する為、消化管は自浄に必要な休憩時間がとれなくなり、有害な汚れが腸の表面にこびりついていきます。
異なる速度で移動する食べ物を同じ消化管に入れれば、消化のトラブルが発生してしまいます。
また、食事の組み合わせを変えるだけでなく、食事と食事の間隔を空ける必要があります。
これが2つ目の「食事の時間間隔」です。
いくら食事だけを大改革しても、たまった汚が剥がれ落ちて排泄物と一緒に流れ行こうにも、自浄に必要なすき間時間が無い為、効果がありません。
食事と食事の間を最低4時間空ける必要があります。
そうすることにより、消化管は休息がとれ、少しずつ自分で自分を浄化できるようになります。
まとめると「アダムスキー式腸活法」は腸の休息とり、消化の流れをスムーズにすることにより、腐敗物を溜めずに健康な腸内環境を整える方法です。
ファスト食材とスロー食材、ニュートラル食材
3つの食材を紹介します。
ファスト・・・消化管を30分ほどで通過
- ほぼすべての果物
- ヨーグルトや緑茶
- トマト、カボチャ 等
スロー・・・消化に8~10時間ほどかかる(ファスト以外の食品のほぼすべて)
- 野菜全般、穀物、動物性・植物性タンパク質 等
ニュートラル・・・一緒に食べた食品の消化のスピードを速める
- 油、酢
- ニンニク、玉ねぎ、ナス
- ワイン、ビール、コーヒー、紅茶
- ビターチョコレート

まとめ
腸は体の免疫の80%も担っており、「消化管の掃除をする」こと、そして「きれいな状態を保つ」ことが何よりも大切です。
1,「食べ物の組み合わせ」
ファスト食材とスロー食材は絶対に組み合わせて食べない。
2,「食事の時間間隔」
ファスト食材は、スロー食材のあと最低4~5時間空ける
スロー食材は、ファスト食材のあと最低1時間半空ける
記事作成後記
近年「人生100年時代」と呼ばれ、長く健やかに過ごせるよう、健康への注目が高まってきています。
また、厚生労働省でも人生100年時代に言及しており、ある海外の論文では2007年に生まれた日本人の子どもの半数は107歳より長く生きるという驚きの推計がされており、日本は長寿社会を迎えています。
長く生きられるという時代ということもあり、健康で過ごせるように、健康への関心が高まってきています。
そんな中、健康食品やオーガニック食品、健康法、グッズなど様々な商品が巷に溢れかえっています。
もちろん、その中には効果があるものもあると思います。
様々な方法を試してもいいと思いますが、いったんその前に、自身の生活を見直してみても、良いのではないでしょうか?
医学の父と言われる古代ギリシャの医師ヒポクラテスの格言に「全ての病気は腸から始まる」とあります。
古代ギリシャの時代から積み重ねてきた経験・知識から体の仕組みを理解し、腸が不調だと様々な健康被害を被ることが分かっていたようですね。

今回紹介させていただいた著者のフランク・ラポルト=アダムスキーも自身の体を用いて、20年以上様々な研究・実験を繰り返し、体の不調は腸の流れに原因があると突き止めたそうです。
そして、腸内の汚れを洗浄し、流れを整える方法が「アダムスキー式腸活法」というわけです。
ブログで簡単にまとめさせてもらいましたが、書籍には他にも基礎編やNG行動、スーパーフード、オススメ調理方法など、書ききれない話がいっぱいあります。
是非、この書籍を手に取って貰い、本を読んでもらいたいです。
著者紹介
フランク・ラポルト=アダムスキー
世界的に著名な自然療法士。オステオパシスト。
1998年にドイツのハインプラクティカー国家資格取得。
1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題に。
本書の原著が発売された、2017年にはgogle.itの食事法(ダイエット)部門で最も検索されたキーワードのベスト3に選出。
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