昨今、不倫騒動でネットの書き込みや週刊誌のネットニュースの上位欄を埋め尽くす出来事がありました。
「一般人ではそれほど注目されないのに芸能人だとなぜこんなに騒ぐの?」
「書き込み、垂れ込みをする人の心理が知りたい」
「毎日どうでもいいゴシップネタにうんざりする」
そう思い、この記事に辿り着いたという方も多いのではないでしょうか。
この記事を読むと…
・なぜ世の中の人々がゴシップネタに群がるのかが分かる
・くだらない情報に疲れなくなる
・人と違う視点で物事を捉えられるようになる
・不快なニュースや出来事に対して余裕が持てるようになる
この記事を書いた人
・心理的苦痛を和らげたくて心理学を5年間学んでいる
・心理学を学んで実践始めてから3ヶ月で格段に心を軽くする事ができた
・1日10分からでも実践できる簡単な方法で意識がガラッと変わった
では早速みていきましょう!
必要以上に騒がれる理由
なぜ芸能人は少しの失言や男女関係のあれこれで騒がれるのでしょうか?
①人はネガティブなものに反応する
週刊誌で流れる情報やニュース、これらにはネガティブなものが多くあります。
そして残念ながら元々人間はネガティブなものに反応するようにできています。
特に日本人はその傾向が強いです。
そもそも人間はネガティブなものに敏感でないと、危険を回避する事ができず生き残る事ができなかった。
Our Brain’s Negative Bias [Psychology Today]
そうやって生き残ってきたのが我々の先祖だから、そのような性質が残るのは当然かもしれません。
また、他にも以下のような心理が働く場合があります。
②自分を強者だと思いたい
SNSの過熱や炎上は1つの出来事だけで膨らむものではありません。
その1つの出来事に対して何人かの人がコメントや情報を加えていくことで大きくなります。
芸能人は元々知名度があるので、とても人からの注目を集めやすいです。
一般人が一般人にコメントや拡散をしたところでそれほど大きくは広がりませんが、芸能人ともなると多少知っている人から全く知らない人まで広範囲に情報が広がっていきます。
そして、その人に関わる情報の影響がどんどん大きくなっていきます。
そうなると「影響力を持ちたい」「注目されたい」と思った人が有名人を誹謗中傷することで、強いと思われたいという欲求を満たす事ができるのです。
③匿名なら書き込んでもバレない
大抵の場合、行き過ぎた発言をする人はネットの匿名の人です。
匿名であれば、多少過激な発言をしてもバレないと考えるからです。
匿名のメリットは手軽さやプライバシーの保護などがありますが、それ故気持ちが大きくなりやすくなります。
そして匿名で誰かを傷つけたとしても、自分には非がないように錯覚してしまうのです。
④みんなやっている
さらにSNSは顔も見えない人たちが発言や”いいね”のような高評価ができます。
そのため、賛同意見が集まってくると「みんな、同じことをやっているのだからいいだろう」と気が大きくなってしまいます。
その結果、歯止めが効かなくなってどんどんと情報拡散してしまうのです。
⑤止める人がいない
SNSは情報を一瞬で拡散できるというメリットがあります。
しかし、誹謗中傷やネガティブ発言に対してはこれがデメリットでもあります。
一度、突拍子もない意見や発言に勢いがつくと止められなくなります。
(しかもネガティブ意見の方が広がりやすい)
例え「それはおかしい!」と思う人がいたとしても、多勢に無勢。
一度広がった火はおさまるまでに時間がかかります。
そして、それを止めたり立ち向かう人はほとんどいません。
SNSは思っていても発言しない人の方が大多数であり、投稿しているのは全体の数%だったりもします。
実際にTwitterでは「見るだけユーザー」は82.7%といったデータも出ています。
そのため、白熱しているように見えて一部の人が狭い範囲で盛り上がっているだけの場合がほとんどなのです。
このような心理は誰しも少なからずあるもので、仕方がないとも言えます。
しかし、実際に目の当たりにした人や、バッシング・心理的被害を受けた方はたまったものではありません。
ではどうしたらいいのか?
実際に私がやってみて効果があったネガティブニュースに対する対処法を5つご紹介します。
①近づかない
当たり前ですが、そもそも炎上発言や不倫騒動などのネットニュースやSNSの投稿は見に行かない事が重要です。
「それとなく見ていたテレビで報道されたから見てしまった」
「気になって調べてしまった」
そういう場合もあると思います。
ですが、そのようなニュースは1回 目に入れば十分に心理的ストレスがかかります。
あまり深くは知ろうとせず「そんな出来事があったんだ」くらいで完結させましょう。
②ほんの一部の人の意見だと思った方がいい
SNSのコメントを見ていると沢山の人が誹謗中傷をしているように見えます。
しかし、実際にその人数を数えてみると見ている人のうちの2割にも満たない人が発言、または”いいね”をしているに過ぎません。
世間の意見が気になったとしても、結局確認できるのはほんの一部の偏った人の意見だけだと思った方がいいという事です。
③ゴシップネタが好きな人から離れる
炎上ネタやゴシップネタが好きな人は少なからずいます。
それ自体が悪いことではないのですが、あまりそう言った人に関わってしまうと自分が損をします。
一緒にいると「○○と××って別れたらしいよ!しかも理由がさ…」と言ったように聞いてもいないのにプライベートな情報を垂れ流しにする人、いませんか?
生活に役立つ重要情報ならまだしも、ゴシップネタをいくら知ったところで得なことはありません。
プライベートな話は本人から直接聞くようにしましょう。
ご自分の周りにゴシップネタが好きな人がいるとしたらその人から離れるようにしてください。
④無駄な時間になる
初めは興味を持って記事を見入ってしまうと思います。
ですが、それを知ったところでこれまでに役に立ったことはありましたか?
どうですか?ありませんでしたよね?
それを自覚できるようになる事が大切です。
私たちは本能的に世間が注目するネガティブニュースに惹きつけられてしまうのです。
ですが、そんな情報を見たところで自分とは何の関係もない。
無駄な時間になるということを覚えておいてください。
⑤書き込んでいる人とは反対の意見も考えてみる
「それでもどうしても見てしまうんです。」「気になって仕方がないんです。」
という人に代替案です。
それは、書き込んでいる人とは反対の意見も考えてみる、です。
その人の意見は本当に全面的に正しいのか?他の見方、考え方はできないだろうか?
一歩引いて冷静に考えてみてください。
そもそも誰か言ったことに過熱し、炎上するというのは心無い人たちが周りの意見主張に合わせてさらに過激な発言をすることで起こります。
ネットの意見に振り回されるということは自分の頭で考えず、流されているだけなのです。
1番避けたいのは、SNSやニュースを見ながら同調したり、考えることをやめる事です。
それよりは、「このニュースを出している記者はどのような意図で書いているのかな?」
「この炎上ネタを引っ張って得するのは誰かな?」というような別の視点の考え方ができるようになると、ニュースの見方も変わってくると思います。
ゲーム感覚で楽しむつもりでネガティブニュースに対して批判的になってみましょう!
心を落ち着けるおすすめの方法3つ
ここからは習慣にすることで心理的に変化のあった3つの方法をご紹介します!
①自分の気持ちを紙に書き出す
これは本当に習慣化してよかったと思えたことの一つです。
しかもとっても簡単にできるので万人におすすめです。
方法ですが、紙とペンを用意して ただじっくり自分の気持ちや行動、思考を書き出していくだけです。
はじめは10分〜20分くらいかけて行うのがおすすめです。
これ、やってみると分かるのですが、案外慣れてないと3分くらいでペンが止まってしまいます…。
なので初めは頑張ってなんとか10分でA4用紙2ページ分くらいにびっしりと思いを書き出してみましょう。
慣れてきたら40分くらいは自分の気持ちを書き出せるようになるため、1週間は騙されたと思って書いてみてください!
私は今でも定期的に、出来れば週に3回くらいは紙に書き出すことをしています。
すぐに紙に書く事ができない場合は、スマホのアプリメモで日記を書くように毎日一言以上は書くようにしています。
Day One ジャーナル + ライフログ
Bloom Built Inc無料posted withアプリーチ
②本や漫画を読む
深い知識がないと、いちいち些細でどーでもいいことで悩んでしまいます。笑
悩んだ時はネット検索をして解決策を得ることもありますが、そればかりしていても心は休まりません。
そこで本や漫画を読むことをおすすめします!
ネット検索やYoutubeでダラダラインプットするのとは違い、能動的に読むようになると自分の中で反芻する時間を持てます。
読書を読み慣れていない人は1日10分から始めてみると良いです。
どうしても活字は苦手…であれば没頭できる漫画でもいいです。
以下に最近の個人的におすすめの本・漫画をいくつか紹介しますね!
おすすめの本
おすすめの漫画
本も漫画よりもYoutube流し見がいいよって方は、本要約や中田敦彦のYoutube大学からでいいので少しずつ新しい知識に触れるようにしてみるのがおすすめです!
③運動をする
ネガティブ情報が蔓延するネットでは、同じような情報を何度もぐるぐると巡回している事があります。
そういう時は気づかないうちに気分が落ち込んで、やる気がなくなっていくものです。
そんな状況から脱却するためにも、ソファーやベットに沈み込んでいないで体を動かしてみましょう。
誰も見ていないところで良いです、
全力で筋トレしたり走ったり汗を流したりスポーツをしましょう!
中身は何でもいいです。散歩でもヨガでもキャッチボールでもランニングでもシュノーケリングでも。
ポイントとしては、自分の体の動きや呼吸に集中できる環境が望ましいです。
外ではなく、自分の事・自分の内側に目を向けると自然と心が落ち着きメンタルも回復していきます。
また、案外ジェットコースターやバンジージャンプのようなスリリングな体験をしても自信がつき、スッキリとして心が落ち着くこともあるようです。
NGな行為
ゴシップネタで気になった事があったときにやらない方がいいことをご紹介します。
①人に話す
やってしまいがちですが、ゴシップネタが蔓延すると誰かと情報を共有・共感したくなるものです。
話して盛り上がっているその時はいいのですが、そういうネタで盛り上がる事自体自分の株を落とします…。
「○○のニュース見た?あれやばいよね〜」と言いながら盛り上がる話は、大した内容ではありません。
人と話すことで気分が晴れたり、嫌な事に対する気分が晴れたり、まぎれたりする場合もありますが、根本的な解決をしたいならそこではありません。
相手がゴシップネタを連発するような人であれば、自分は興味がないという意思を伝えるか、話を別のネタに置き換えましょう。
②スマホをいじる
え?スマホはいじるためにあるんでしょう?
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで読んでくださった方なら分かるはず。
スマホを使う事が悪いのではなく、スマホを使ってダラダラと眺めることはやめてください。
私たちの身の回りは日々情報に溢れています。
特に都市部に住んでいるとスマホに頼らなくても街を歩くだけで勝手に情報が入ってきます。
なので私はニュースを見ることもSNSを見ることもやめました。
私にとってのスマホは時間潰しではなく、友人との連絡のやり取りと必要な情報を調べるためにのみ使うことにしています。
友人との連絡のやり取りもダラダラと返さず、なるべく短い時間で最低限決めたいことだけを決めたら即アプリを閉じます。通知もオフです。
「それだと世の中の情報に乗り遅れるんじゃない?」と言われることもありますが、
大抵のことは自分にとって関係のない、どーでもいいことの方が多いです。
本当に知っておいた方がいい情報は周りの人が教えてくれますし、慣れてくると自分から情報を取りに行く力が身に付きます。
そうすることでスマホに頼らない、平穏的な日常を送る事ができるようになりました。
③無理に寝ようとする
炎上ネタや気になるトピックがあると徹底的に調べてしまう事があります。
気づいたら夜中の2時3時なんてことも…。
疲れた頭で考えても仕方がないので、そういう時は寝ることが大事です。
ですが、そういう日に限って寝られません!
考えがぐるぐると頭を巡ってしまい、寝ようとしても寝られず、むしろ焦って辛くなる。
そういう時は、さっさと諦めて起きて、思ったこと考えていることを紙に書き出した方がスッキリして眠れます。
これは実際に私が眠れない時にやっていることなのですが、結構効果的です。
多少目が冴えて寝られなかったとしても、紙に書き出すことで頭がすっきりするので翌日も案外仕事ができたりします。
ここでの注意点としては、スマホを見ようとしないことです。
スマホを触り出すと絶対に寝られなくなります。
余計ネットサーフィンなどをして心身が疲れたまま朝を迎えてしまうからです。
いかがでしたでしょうか。
以上が参考になれば嬉しいです。
コメント